実生と植樹

比べてみました。

中心部分の年輪の巾の違いにお気づきでしょうか。

実生が詰まっている理由は前回で触れましたので参照してください。
では、植樹された木はなぜ中心部分の年輪巾が広いのか?

答えは、2〜3年畑で苗をつくっているからです。
苗をつくる場合は栄養が整った土に広い間隔で苗を植えていますので、成長がとても早くなりますよね!

その後の年輪巾もそのまま10年ぐらいは成長が早いですよね、なぜ?
じつは、自然界では冬の降雪、夏の台風、鹿による食害などから大切な木を守らなければなりません。
そのため山に植林しても苗が早く成長出来る様に、人間が手を掛けているのです。

実生の木と植林の木どちらもあっていいですね。

どっちがいいと言うことではなく、どちらにも長所、短所があるんですよ。
なんか、人と似ていませんか?

感謝