生野町産 杉丸太

来春棟上げ予定のお家に建てる大黒柱を迎えに行ってきました。
場所は兵庫県朝来市生野町、そう生野銀山の近くにある『貯木場』です。
きこりの山田さんに相談し『末口240mmの真っ直ぐな杉で、なるべく節がないやつをお願いします。』と注文してました。
すると数日後、『出しときました』と連絡が入ったので、Let's Go!
トラックで約1時間北上し現場に到着。
貯木場とは、伐採現場で伐った木を一旦集める場所のことで、ここでサイズや樹種を選別し、大型トラックで原木市場や製材所などに運ばれるのです。
そんなところに、たった1本だけの注文に応じてくれる山田林業さんには感謝です^0^
じつは、木の伐採はいまが一番忙しい時なんです。まずは、雪が降る前に伐採しなければならないし、この時期が木を伐採するのに一番適しているからです。
というのも、木は生き物です。そう、生き物には旬があるのです。食べ物だとわかりやすいですね^_^
木は秋の彼岸から春の彼岸までが、切り旬と言われています。なぜかというと、成長しない時期なので、幹に水分を入れないのです。また外的要因からみると、この時期は虫も冬眠しているので、木口から虫の侵入もないので品質も確保できるしね。
その他もろもろ鑑みて、伐採に向いてるのだと思います。
さて、作業場に持ち帰り皮むき作業開始です。
旬伐りした材の皮はとてもむきにくいのです.....。格闘すること2日間。
磨き上がった丸太はとても美しくなりました。この達成感は『よし!』の一言です。
この後、大工さんにチェンソーで芯挽きを入れてもらい、しばらくは養生して放置します。