新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 急に寒くなった年末でしたが、今年は暖かく穏やかなお正月を迎えることができました。
 さて、今年は4月に統一地方選挙、5月に御代替わり、7月の参議院選挙、10月の消費税10%と時代が大きく変化する1年となりそうだなと感じております。私的には、その変化をまずは受け入れてその時自分には何ができるのかを考え、できることを実践していこうと考えています。 
 
 しかしその反対にどんな時代でも変わらないこともありますね。その変わらない私の年末年始の過ごし方を少しブログに綴ってみようと思います。
 
 毎年12/30は『餅つき』をやってます。多分26、7年前に始めたと思います。ご近所や親戚、兄弟など5〜6組が集まり『杵と臼』で朝から夕方までやってます。
 参加するメンバーは毎年少しづつ入れ替わっていますが、杵つきのお餅が美味しくてやめれません(笑)今年は初めて弊社のオーナーさんもお子さんと参加され賑やかな餅つきとなりました。

 前日からいろいろ準備して、当日は朝からもち米を蒸して、ついて、こねて、を繰り返し、片付けが終わる夕方まで汗かいて...。
なんですが、とても楽しいのです^0^ 年に一度の近隣コミュニケーションなのです。
そして何と言ってもお正月のお雑煮が一番の楽しみなのです。ついたお餅はよく伸びると言いますが、いったいどのくらい伸びるのかご紹介します^0^


 毎年元旦は太市にある破磐神社に女房と、初日の出と初詣で出かけてます。

 午後からは、家族で姫路護国神社に初詣。

 午後は自宅でゆったりと。今年は本を読むと決めてたのでその実行です。

 変わること変わらぬことを見つけバランスをとる。そんな年越しを続けています。
 
感謝^0^

生野町産 杉丸太

来春棟上げ予定のお家に建てる大黒柱を迎えに行ってきました。
場所は兵庫県朝来市生野町、そう生野銀山の近くにある『貯木場』です。
きこりの山田さんに相談し『末口240mmの真っ直ぐな杉で、なるべく節がないやつをお願いします。』と注文してました。
すると数日後、『出しときました』と連絡が入ったので、Let's Go!
トラックで約1時間北上し現場に到着。
貯木場とは、伐採現場で伐った木を一旦集める場所のことで、ここでサイズや樹種を選別し、大型トラックで原木市場や製材所などに運ばれるのです。
そんなところに、たった1本だけの注文に応じてくれる山田林業さんには感謝です^0^
じつは、木の伐採はいまが一番忙しい時なんです。まずは、雪が降る前に伐採しなければならないし、この時期が木を伐採するのに一番適しているからです。
というのも、木は生き物です。そう、生き物には旬があるのです。食べ物だとわかりやすいですね^_^
木は秋の彼岸から春の彼岸までが、切り旬と言われています。なぜかというと、成長しない時期なので、幹に水分を入れないのです。また外的要因からみると、この時期は虫も冬眠しているので、木口から虫の侵入もないので品質も確保できるしね。
その他もろもろ鑑みて、伐採に向いてるのだと思います。
さて、作業場に持ち帰り皮むき作業開始です。
旬伐りした材の皮はとてもむきにくいのです.....。格闘すること2日間。
磨き上がった丸太はとても美しくなりました。この達成感は『よし!』の一言です。
この後、大工さんにチェンソーで芯挽きを入れてもらい、しばらくは養生して放置します。

兵庫県民環境ふれあい交流会 開催しました

12/1(土)NPO法人ひょうご新民家21主催で丹波地方へバスツアーを開催させていただきました。
じつは、わたくしこの会の理事長を拝命しております。
先日より大工さんが刻んでおりました1/2モデル住宅はこの日のメインイベントでした。
会場は、数年前に廃校ななった『神楽小学校』の体育館をお借りして、ツアー参加者さの皆さんで、
木造住宅の棟上げ体験をしました。
在来軸組工法では棟梁がおればあとは初心者や素人でも棟上げができる工法なのです。
今回はそれも体感してもらおうと、あえて図面を見せずに番付(ばんづけ)を知ってもらい、いざスタートです。
番付とは『X軸に、い・ろ・は・に・ほ・へ・と....』『Y軸に、1・2・3・4・5....』という座標軸のことです。
あとは材料に書かれた番付けの文字をすべて、一方向から見えて見えて読めること。を守ると、家が建って行くようになっているのです。
大工さんの知恵と工夫ですね。ちなみに大工とは、大きな工夫をする職人というらしいです。

今回のご参加の皆さんの協力が素晴らしく、無事に1/2モデル住宅2号は立派に棟が上がりました。
また、筋交いが入る前と入ったあとでの家の強度を体感され、筋交いの大切さも実感されてました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。


1/2サイズ棟上げ体験モデルハウス 2号 

人気の1/2サイズ木造住宅の2号邸を新たに新築(制作)しました。
今度は小さい子供たちの背丈に合わせて高さは控えめにし、その上本格的な丸太の梁を2本にしたり、切妻屋根と片流れ屋根の2パターンにしたりとしてみました。
木材は当然兵庫県産材100% 杉と檜です。
大工さんが概ね1週間手加工で仕上げました。
このモデルハウスの棟上げ体験を来る12/1(土)のイベントにて開催します。
詳しくはHPをごらんください。
兵庫県政150年記念事業の一環でやってます。



我が家が一番家(や) 気密試験

8月4日と5日 たつの市揖西町にて完成見学会を開催させて頂きました。
両日共、外気温36度を超える暑い日でした(汗)
壁掛けエアコンを1台動かしながらで、エアコンのあるエリアでは28度前後。ないエリアで30度前後。という屋内環境でした。


断熱性能は出ていたと思います。
さて、その翌日は気密試験です。これはいつも緊張します。
準備も整い計測を開始です。約5分程度でこの家の隙間係数『C値』が測れます。
このC値は小さければ小さいほど性能が良いと言うものです。
高気密の国の基準は『C値=5』
10年前に目指したののは『C値=2以下』で実際は『C値=1.1前後』でした。
さて、今回の計測結果といいますと『C値=0.7』でした。
今では『C値=1.0以下』を目指し、だいたい『C値=0.7前後』になっています。




つまり、断熱性能だけではダメで、気密性能が高くて初めて断熱性能が生きてくるということが言いたいのです。
かつ、計画した換気ができると結露のしにくい屋内環境になるのです。計画換気を生かすのも気密性能なのです。

わかる人にわかるというマニアックなブログとなってしましました(笑)

ひょうご県産 地産地消の木の家 ツアー

7/25(水)弊社も所属しています、ひょうご木の匠の会 と 兵庫県林務課木材利用班 とで 『兵庫県産木材 利用拡大現地見学会』にスタッフとして参加しました。
神戸方面 明石方面 姫路方面からとバスを3台出し、スタッフあわせて約70名のプロがこのツアーに参加されました。
目的は県産木材を活用した木の家の普及促進です。
その中で私は10年以上前から県産木材を活用した工務店として、その案内役をさせていただきました。
さて、まずは杉・桧の生産地へとバスを走らせました。標高は約4〜500mでしょうか。東河内を見せていただきました。
樹齢約70年程度と説明を受けました。


間伐が進んだとても綺麗な山でした。

次に向かったのが、兵庫木材センターで丸太が角材になる過程の見学です。ここではほぼ自動化された最先端の製材所で年間約12万立法を加工する巨大製材所なんですよ。


次は、森林林業技術センターです。ここではお弁当を食べながらの仕口加工技術の説明と強度測定器の開発などを伺いました。このセンターには約10年前に訪れ、杉の強度について研究員の方に質問しかなり詳しく説明をしてもらったことがあります。そのおかげで弊社では杉を構造材として活用することができていました。
今回はその時の研究成果を仕口加工技術で特許を取られていました。

次に向かうは、山崎木材市場。ここは山で伐採された丸太が集まり値段がつけられ、各製材所へ向かう中間地点です。

まだまだ次行きますよ!

次の見学会じょうは製材された材木が、家の構造部材へと加工される、プレカット工場です。ここは撮影禁止でした...。

さて最後に向かうは姫路市内にある『神戸新聞ハウジングセンター姫路会場』です。
このバスの移動中の中で、弊社の地産地消に取り組みをスピーチさせていただきました。

そろそろ着くかな。実は住宅展示場に来たのは20年ぶりぐらいかも...。ここではヤマヒロさんの木の家の展示住宅を見学させていただき、いろいろ教えていただきました。

朝8:30に出発して解散したのが17:30 気温が高いなかなかなかのハードなツアーでした。

地域産材を活用することで次のようなメリットがあります。
個人的には、木造住宅ローンという制度融資で長期の固定低金利が使える。
広い意味では、山の木を伐ることで、雇用や治水することができる。結果安全な街ができる。河川にミネラル分が流れ込み海の生態系が守られ、我々に海の幸を与えてくれる。
伐った後に植林することで、またこの循環が始まる。
つまり循環型林業を確立し次の世代に豊かな環境を残すことになるのです。

トライやるウィーク 2018 

 6/4〜8 5日間 今年も母校より男子中学生が3名来てくれました。
 担当先生からの事前情報では、弊社は今回人気事業所らしくジャンケンで勝ち抜いた意識の高い生徒だそう。
弊社では自己紹介の代わりに他己紹介をしてもらいます。事前に友達同士でコミュニケーションをとり、より仲間のことを知ってもらおうと考えています。
 今年は初日に製材所見学に行ってきました。いつも協力してくださる竜野ハウジングさんには感謝です^0^
ここでは丸太が製材品になるとこを解説付きで見学させていただいてます。また、木には捨てるところがない。ということも気づいてもらっています。
 立木から玉切りした丸太より、先ず構造材を取り、板材を取り、残った部分はチップにして紙の原料パルプになり、もっと細かいノコギリのひっこは家畜の床になり、発酵させて土になることを知ってもらっています。植林するとこれが繰り返されるのですね。
これが再生可能と言うことなんだよって、言ってます。



 
ワンポイント! 年輪からわかること
実生(みしょう)と言って自然界で種から成長した木と、苗から植林された木は年輪を見るとわかります。
芽吹いてから10年の違い。
実生は条件の厳しいところなので成長が鈍く、年輪がつまっています。
植林は畑で大きくなるので、早く成長します。
ここから学ぶことも多くあると思いませんか(笑)