ひょうご県産 地産地消の木の家 ツアー

7/25(水)弊社も所属しています、ひょうご木の匠の会 と 兵庫県林務課木材利用班 とで 『兵庫県産木材 利用拡大現地見学会』にスタッフとして参加しました。
神戸方面 明石方面 姫路方面からとバスを3台出し、スタッフあわせて約70名のプロがこのツアーに参加されました。
目的は県産木材を活用した木の家の普及促進です。
その中で私は10年以上前から県産木材を活用した工務店として、その案内役をさせていただきました。
さて、まずは杉・桧の生産地へとバスを走らせました。標高は約4〜500mでしょうか。東河内を見せていただきました。
樹齢約70年程度と説明を受けました。


間伐が進んだとても綺麗な山でした。

次に向かったのが、兵庫木材センターで丸太が角材になる過程の見学です。ここではほぼ自動化された最先端の製材所で年間約12万立法を加工する巨大製材所なんですよ。


次は、森林林業技術センターです。ここではお弁当を食べながらの仕口加工技術の説明と強度測定器の開発などを伺いました。このセンターには約10年前に訪れ、杉の強度について研究員の方に質問しかなり詳しく説明をしてもらったことがあります。そのおかげで弊社では杉を構造材として活用することができていました。
今回はその時の研究成果を仕口加工技術で特許を取られていました。

次に向かうは、山崎木材市場。ここは山で伐採された丸太が集まり値段がつけられ、各製材所へ向かう中間地点です。

まだまだ次行きますよ!

次の見学会じょうは製材された材木が、家の構造部材へと加工される、プレカット工場です。ここは撮影禁止でした...。

さて最後に向かうは姫路市内にある『神戸新聞ハウジングセンター姫路会場』です。
このバスの移動中の中で、弊社の地産地消に取り組みをスピーチさせていただきました。

そろそろ着くかな。実は住宅展示場に来たのは20年ぶりぐらいかも...。ここではヤマヒロさんの木の家の展示住宅を見学させていただき、いろいろ教えていただきました。

朝8:30に出発して解散したのが17:30 気温が高いなかなかなかのハードなツアーでした。

地域産材を活用することで次のようなメリットがあります。
個人的には、木造住宅ローンという制度融資で長期の固定低金利が使える。
広い意味では、山の木を伐ることで、雇用や治水することができる。結果安全な街ができる。河川にミネラル分が流れ込み海の生態系が守られ、我々に海の幸を与えてくれる。
伐った後に植林することで、またこの循環が始まる。
つまり循環型林業を確立し次の世代に豊かな環境を残すことになるのです。