気密測定しました。機密です。

ジェイベックさんのご協力のもと 姫路市Y様邸で気密測定を実施しました。

そもそも、気密ってなんでしょうか?
専門的には“C値”と呼ばれています。

C値とは?
家の延床面積に対する「隙間面積」の割合を示す数値で、床面積1平米当たりどれ位(何㎠)の隙間が有るかを表現した数値です。 この値がゼロに近いほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。

住宅の気密化の必要性とメリットは何ですか?
1.すきま風が入りにくい為、冷暖房費が少なくなります。
2.計画換気のが確立すます。

デメリットは?
1.過乾燥気味になる。暮らし方に工夫が必要
2.建築コストが増す。ただし、エネルギーのランニングコストで考えるとメリットが大きくなる。

では気密住宅の基準って何でしょうか?
平成11年に経済産業省国土交通省は、地域ごとに「次世代エネルギー基準」を設定し、住宅の断熱性能と気密性能の基準値を設けてました。
1地域 北海道 2㎠
2地域 青森県岩手県秋田県 2㎠
3地域 宮城県山形県福島県茨城県・栃木県・群馬県新潟県富山県・石川県・福井県山梨県・長野県・岐阜県滋賀県 5㎠
4地域 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・三重県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県・福岡県・佐賀県長崎県熊本県大分県 5㎠
5地域 宮崎県・鹿児島県 5㎠
6地域 沖縄県 5㎠
お気付きの通り寒い地域は隙間を小さくしましょうという基準です。


例えば、130平米の住宅でC値が5だとすると650㎠ 官製はがき約4.3枚相当の隙間があります。
これが、130平米の住宅でC値が1だとすると650㎠ 官製はがき約0.86枚相当の隙間があります。


Y様のお住まいはC値は1.1㎠ という結果が出ました。床面積から換算しはがきに置き換えると約0.9枚の隙間になります。国が求める基準の約5倍の気密性能と言うことです。