熱と温度は違うの!?というセミナー

本日【わくわく体験ハウス内】で
体感温度の不思議!? 暖かくて涼しい省エネ・快適生活術』を開催させて頂きました。
兵庫県立大学 環境人間学部 環境人間学科 土川教授 による 分かりやすいワークショップ
形式のセミナーです。
先ず最初に地球温暖化がどのように進んでいるのかを1900年から2100年までの気候変動+2℃を
CGで見せて頂きました。
青いはずの地球がCO2の影響でだんだんと赤くなって行くというショッキングな映像でした。

その後は熱の概念を聞き“熱と温度”は違う性質だと教えて頂きました。

サーモビジョンで実際に温度を見える様にして、人の温度を測ったり、窓から入ってくる熱を見たりしました。
そこで、窓と言えば内側にカーテンがありますね。あのカーテンって意外に熱を室内に入れないことがサーモビジョン
で見せて頂きました。
熱は測ることができますが、体感温度はいったいどうでしょう?
アルミ、ガラス、タイル、木、スチロールを指先で触ってみて
冷たいと感じる順番に並べる実験です。
では、それぞれの温度を感で言ってみて下さい。
すると、アルミは18℃、10℃、15℃...   スチロールは30℃、25℃、28℃......と人それぞれ温度がちがうのです^_^

では、温度計でそれぞれを計測してみると.....。
『ん?どういうこと?』
温度は全部ほとんど同じ温度23℃前後だったのです。
どういうこと?
そうです、室内の気温が23℃だったのです。つまり、23℃の空間にある物の温度は23℃前後なのです。
しかし何故冷たく感じるの.....?.....

そこが熱と温度の違いなのです。熱は移動するのです。つまり、熱の移動が早いか遅いかで冷たいと感じたり暖かいと感じたりするのです。
木のいえが暖かく感じるのは熱伝導が遅いからなのです。
しかし、木のいえ全てが暖かい訳ではなく、確りと断熱され気密が確保されていることが大切なんですね。

本日ご参加された方々から、省エネで快適な暮らしを発信し電力不足や温暖化ストップになれば良いですね。

弊社の家づくりを科学の目で撮影してみると、室内空間上下の温度ムラがないことを見ることが出来ました。

本日はありがとうございました。
感謝