古民家を現調査してきました。

古民家のリノベーションプラン中の現場調査をさせて頂きました。

築70年を超る建物ですが、構造部がしっかりしているのでリノベーションのご提案です。
屋根は茅葺きに鋼板をかぶせた物です。
この屋根の裏側はこんな風なのですよ。

すすで真っ黒になった垂木が時代を感じさせます。釘を使わずに縄で止めているだけなのですね。
昔の人の知恵はほんとに素晴らしいと思います。
燃えやすい茅を屋根に葺き、この下では囲炉裏やおくどうさんで火を使っていたんですから。
ほんとに自然素材とシンプルなエネルギーとが共存していたのですね。
構造材の中には、何度も再利用された梁もあり“もったいない精神”と素材を使い切るという先人のエコを肌で感じました。